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美容師 喜早純也 の個人メディアです。

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美容師 喜早純也のパルプンテラス ブログ


「美容師が本音で語る美容室選びの話」



ご覧いただきましてありがとうございます!
長文記事ですが、是非読んでいただきたい記事でございます。

美容室選びについて、こちら本音で語ります。
少々、不快感をもたれることを覚悟で勇気をもって語らせていただきたいと思います。

そもそも、「前ごときが語るな!!」とも言われそうですが、
自分ごときでも語りたいと思いましたので、しっかりと真摯に語らせていただきたいと思います。

美容室を探されている方へ―

美容室の数は今やコンビニの4倍と言われています。

皆様は何かしらの「情報」からにより、美容室を選択していただいていると思うのですが、
今の時代情報が溢れてすぎていますので、ご自身にあった美容室に巡り合うのは困難では?と思います。

昨年、「黒字サロンはたったの8.8%」と驚かされる数字が国民金融公庫総合研究所から発表されました。
コンビニの4倍の数の美容室の実態がこのような数字になっているのです。。

ロジカルな実数にはなりませんが、9割の美容室は「お客様に好まれていない」ともいえるわけです。

石を投げれば美容室に当たる時代。
その実態を美容師としてわかっているからこそ、美容室を選ぶ際の一つのご意見として
「美容師喜早という目線から皆様への情報」になれたらと思います。

あくまで一意見なのですが、僕が体感してきた事を本音でお話ししてしまう中で少々否定的な発言もございます。
それは自サロンも含めての事です。

全ての美容室を知っているわけでもないのですが、自分が経験してきている限りの「サロン規模特有の傾向」をお話しできたらと思います。

不快感を与えることお詫び申し上げますが、よりよい美容室を選ぶ上での参考にしていただけたらと思いますのでどうぞよろしくお願いいたします。


皆様のサロン(美容室)を選ぶ基準てどんなことでしょうか?

おしゃれだったりフィーリングだったり、価格や場所、紹介やメディア、有名度、芸能人ご利用、技術的、そしてサロンの規模なところでしょうか。

まず選ぶ上で、「外から見える情報」に目を向けさせてお話させていただきます。

・外見(内装などの雰囲気) これは各サロンのテイスト様々に写真などで公開されていますよね。一番見えてくる情報かと思います。
この外見についてですが、内装だけではなく、サロンの規模やシステムも感じ取れるかと思います。スタッフ数や席数や店舗数、雑誌などのメディア露出など。
また、スタイル写真などからはそのサロンとスタイリストさんの技術的なテイストも感じ取れますよね。
それらの情報から、ご自身のフィーリングによって選ばれるのが良いかと思います。 
その中で、美容師だからこそ見えている「サロン規模の傾向」をお話しさせていただきます。

・規模が小さいサロンの傾向(3人くらいで営業)

小さなサロンはアットホームでお客様とより近い存在になりやすいです。「いつでも顔なじみのスタッフが待っている。」「自分のことを覚えてくれている。」
とてもマイホームな感覚です^^ 僕も経験してきた一人です。

しかし、多ジャンルのお客様に囲まれる環境には向かない事、お客様数が少ない事、スタッフの少なさにより技術躍進のバリエーションに欠けやすく、年を追うごとに衰退していく傾向にありやすいです。

これは、小規模サロン経営における大きな課題になります。
スタッフ育成に大きなハードルが存在します。 
「マンツーマン教育」と言えば聞こえがいいのですが、美容師には多角的な物の見方が要求されるので、少数によるデメリットをクリアしなければいけません。
又、アシスタントを育てても新規のお客様を担当できるスペースが無い、
もしくは、新規のお客様がそもそも少ないからこそ次世代のステージを作りにくくなり、スタイリストにも昇進できない。 
結果、退社の循環が生まれやすくなります。
もちろん、少数によって得られる経験は、大型店には無い事は言うまでもありません。

これは美容師さん側の抱える事柄でもありますが、お客様にもその何かしらの空気が伝染していくからこそ意識しなければいけません。
小さいからこそ「空気」の伝わりが敏感です。

「スタッフが少ないから、お客様の掛け持ちをされるとすごく待つのよね。。。」「電話の応対の度に施術が止まるのよね。。。」「時間内に出来ないのなら無理に詰め込まないでほしい」(混雑時において) 「技術が古くなってる気がして・・・」との声もよく聞きます。

大変失礼な文ではありますが、実際にお客様からよく耳にする話です。
 
逆に、その「空気」が伝わりやすいからこそ、躍動感がある小さなサロンはものすごく気持ちいいです。スタッフ一丸のレベルは丸ごと美容業界最強のレベルに達します。
どの業界でも同じことが言えるのですが、小さい規模のメリットは速攻最大値に持っていきやすいところでもあります。
意識一つで速攻空気が変わります。

僕も独立して8年目、当時小さなサロンであった自分たちの課題でもありました。
その時代を共にしていた小さなサロンが次々と衰退していく様も目の当たりにしていましたし、そうなってはいけないと試行錯誤を繰り返したのを覚えています。

小さなサロンの魅力(アットホームな)はそのままに、大きなサロン(スケールメリット)のエネルギーを持つこと!
スタッフ一人一人が躍動感を持ち、お客様への負担を改善された組織とシステムを整備し、全員レギュラーの精神でお迎えしていく事!
規模が小さい事を活かしたエネルギーが大手サロン以上であることです!!

中には、小さなサロンにあるデメリットを吹き飛ばす力のサロンがいくつも存在しています。甲子園で言えば、地元の子達で集めた部員15人でも優勝する所もあるのです。
そんな少数精鋭なサロンこそが絶対におすすめであり、それは芸能界でも素敵なレストランでも同じことが言えて、「まさにこれから!」ってところは早めにチェックされることが先見の目になりご満足いただけると思います!


少し自分たちの話になりますが、独立した時のお店は代官山の北口の地下の場所という、全く人気もなく人目に一切触れない(自分たちのサロンが入る前にサロンがあったのですが、そこは6か月で閉店しまったという・・・曰くつき物件(笑))場所を選びました。
代官山・恵比寿といえば、この美容業界でも密集率がトップクラスの場所です。
僕自身美容師として代官山で勤めていたわけでもなく、初めての土地にて新規開拓し、皆様一人一人と出会わせていただき、今ここに至ります。

どうして自分の過ごしたことのない、しかも競争率の激しく、さらに売れ残りの地下の立地でお迎えしたのか?

それは、競争率が激しいからこそそこに本質を求めてくださる方がいらっしゃると感じたからであり、
オーバーショップでパイが食いつぶされているからこそ、独自の存在を出してみるべきと思ったからです。

その方法の一つとして、サロンのホームページもシステムもシャンプーもヘアカタログも、サロンの全てを自分だけで作り上げ、全て自分の意識だけで真っ向勝負して行こうと決めました。 
外注による相乗効果はとても大きなものであり、時に必要なことですが、
僕たちの仕事は目の前のお客様にダイレクトに伝わるからこそ自分たちで勉強し、経験し、考え、かっこつけずに自分たちのありのままを貫いてみたいと思っています。

そんな信念を持ち独立をしたサロン。
初月のお客様数は今の5分の1でしたが、、
今ではこの地域でトップの規模を誇るほどのサロンに成長させていただきました!!
小さなサロン特有の「あたたかい手のぬくもり」と、大手サロン以上の「一人一人のエネルギー」、これが自分たちを支持していただけている声と感じています。
とは言え、中規模サロンとしての問題も存在しています。
躍進してきたからこその「あぐら」「慢心」「自信過剰」。
はっきり言って、僕たちのサロンにおいてもその問題に直面しています。
直面しているからこそ、いかに自分たちを戒めていくのか? 
贅沢からの脱却、常に危機管理、初心の志、中規模であることの意味と魅力、そして、「お客様と成長していく―」
この事を忘れず取り組んでる毎日です。


・中規模サロンについて

自分たちは中規模サロンになります。(スタッフ10人です)
自信を持って魅力を言えますが、それなりの欠点もあります。
現在においては「中規模サロンが人気」と言われていますが、様々な形態のサロンがございますのでぜひ参考にしてください。

中規模選ぶなら、最近大きくなったサロンがおすすめ!

大きくなった際に、スタッフ(特に新しいスタイリスト)が一気に増加したりしていないサロン。
古くからの中規模も悪くないのですが、最近大きくなられたサロンは、それなりの勢いがありますのでぜひ行かれることをおすすめいたします。

店舗を増やす際、他店からのスタッフを雇う事で一気にスタッフを増加した中規模はあまりお勧めしません。
チェーン店などの、「その歴史を作ってきたスタッフが総勢で在中しているわけではない」というサロンよりは、
純粋に大きくなり、スタッフ全員がその歴史の立役者になっているサロンがおすすめです。
雰囲気などは先ほどお伝えした小さなサロンの延長にありますので割愛します。
中規模サロンは新しいことを取り入れるフットワークが軽いのも特徴です。


・大型サロンと有名サロンについて

はっきり言って僕はおすすめではありません。
(ズバリすぎますが僕はそう感じてます)
いや、これは当事者の方も、周りの美容室も多々感じてるところと思います。
美容師という視点から見て、心底満足される方なんていたりするのかな?
と同業者ならなおさらそう感じ合う部分でもあります。
もちろんそれは有名だからこそ出てくる悪評でもあるとは思います。

ここからは有名サロンについて話させていただきますが、
僕は元々有名店やカリスマ美容師に憧れを抱いていました。
今ですら憧れです、素直に素敵だと感じ、「すごいな〜」と感じます。
そして、小さなサロンを経て大きくなられた実績。これも事実であり、その経緯に対しては参考になることばかりです。

すごいと思う点(有名店でトップの方)

・スタイリスト一人で月に600万〜1000万以上の売上を上げている方がいる
・メディアにバンバン出てかっこいい
・青山などの美容室メッカに勤めていて成功されている
・芸能人に指名されてる
・それを達成するまでの努力がハンパない!!
・志がすごすぎる人が多すぎる!!
・ヘアスタイルも素敵
・お客様一人に対して少し触っただけで価値を感じていただける
・てゆーか有名!!!

これ以上もありますが、素で感じる部分としてこんな感じです。

有名までに達成するに至る努力のハンパなさは「神」に値するほどの素晴らしさです。
誰でも簡単になれるものではありません!
僕にもわかりません。

その上で、その神を冒涜する覚悟で言わせてもらっています。

新規の方にはおすすめではありません!!!

それはなぜそう言えるのか?
美容師されてる方々なら数多く経験されてると思いますが、
実際にこんなケースが多くあります。

新規の方の髪形を見させてもらったとき、
「うわ!、なんだこの切り方は!!!!すごく荒すぎないか!!」
「えっ?? 何でこんな風になっちゃってるの??」
って感じたとき
ほとんど方の回答が
「○○という有名サロンで切ってもらっていたのです・・」

これです。 パーマの失敗、、カットの失敗、、。

「なんかおかしいと思っていたんですけど、有名だから信じてた・・」
「何も言わずにこんな風にされた・・」
「二回目からは雑にされた・・」
「ちょっと触っただけでほとんどがアシスタント・・」
「心地よくない」

その流れでのご来店が圧倒的に多い。

大型店という圧倒的担当数、そして弊社と価格帯の類似でもあるからこそもあると思うのですが。
残念な話ですが、あまりにも多いんですよね。。

なぜかこの答えばかりが回ってくるのです。
お店が回転していく事での雑さのクレームもすごく聞きます。
実際、シャンプーなどの丁寧な施術へのレベル差は比にならないです。


逆に言えば、自分たちもありえてる事でしょうから、他店の文句で終わらせてはいけません。 実際に自分たちもお叱りを受けることもあります。
その声を聞くからこそ身を引き締めさせていただけています。

今回言いたかったのは、どこのサロンでも起きてる事の中で、このような回答の確率が高いのは小規模サロンより大型店や有名店に偏って起きてることなんです。

逆に、いい感じに切ってあるなー
と思えるところは、やはり想いのあるサロン(僕の知る限り)で切ってたりをよく見かけますから。

で、実際にいろんな所に自分も切りに行くと確かにその通りに感じます。
有名店の現場美容師さんにお話を聞くかぎりでも、理念に反した営業の在り方に心苦しいとの声もよく聞きます。

これはある一定の事を望んだ場合による「歪」のようなものです。



ある日三人のシェフとこんな話を語りました。
有名レストランの方と、有名ホテル方、そして個人店の有名な料理人。
その三人で雑談した時の話しです。

・超有名店のシェフは
「うちの材料は会社の規模のおかげでめちゃくちゃいいのが揃えられているよ!食材も機材もね!ウェイターも知識あるし!でもその分価格も高いのは当然なんだけど、それなりに美味しくできるよ!!
でもね、ひたすら一つの料理を作り続けなきゃいけないから面白くないんだよね・・ 時間との勝負でもあるから回転考えた作り方してしまうのも料理に妥協してる感じがつらい。。もっと素材活かせるんだけどなー、回転考えたら無理だよね。。」

・個人店の有名シェフは
「材料は厳選して仕入れるけど規模が小さいからコスト上がっちゃう。。
でも一人一人に合わせて料理考えるしすべての味のバランス見ながら作るからクオリティは満足して出せてるかな。 でも、スタッフ少ないから時間はかかるし待たせるし、一日中仕事になるし、大きくはオーダー受け止められないから、、そこの満足は課題だよね。」
それでも、毎日お客様の顔を直接見てその方の個性に合わせて微妙な味付けを操作してることがとても楽しいですね!

・某有名ホテルのシェフは
「うちはまずは夜景が売り(笑) 料理もこだわってるけど、所詮はホテル料理。一気に同じ時間でお出しすること考えたら下準備も徹底してるしそこはいいことなんだけど、全部タイミング合わせるから質は落ちるよね。食べ時よりも出し時優先するから。 あるレベルの料理を高スタンスで提供しているとは思うけど、やってる事はスタッフ感のシステム化だから、チェーン店を美味しくした感じじゃないかなー。
夜景や雰囲気が売りだから、本当に舌が肥えてる人はホテルは選ばないよね。」
やっぱり、お客様の顔を見ないで作るってのが一番デメリットかなって…

とのことでした。 「へー!」 と思いました。
くれぐれも三人の会話で出た一意見です。


どの業界においても、小規模でも有名店でもそのデメリットをクリアして活躍されてる方がいらっしゃいます。
デメリットは常に出てくる問題であり、どの規模でさえもそのデメリットを理解してるからこその行動と改善、そして進化をしていくべきですよね。


話は戻りますが、有名であればあるほど売れっ子ですから、時間配分などはシワがよりやすくなるのが現状です。
「お客様とは話さない、それを理解してくれるお客様のみ担当していく。」
このスタンスで仕事されてる方も多数います。

お客様をお待たせしない=流動システムの安定 
それが果たしてお客様の満足に応えられているのか?

満足されてる方はそれでいいのです。申しわけございません。

技術のスピード化、ホウレンソウの強化、チームの簡素化
さまざまな点から改善を図り、ボトルネックを改善するほど、作業の効率化と売り上げ増加が進みますが、
美容師の本質である「美容室は髪切り何処ろか?」「美容師は髪切り屋か?」という点に向けて僕は問ていきたいのです。

売れていくというご厚意に、お客様の「キャラクター」(あえてお客様層とは言わずに「キャラクター」と言わせていただきます)を絞っていく。
これはビジネスにおいて確かな潤滑です。その潤滑で活躍されている方への文句ではありません。 
そこに達成されている美容師さんはそれで良いのです。

その傾向のサロンに間違った期待を寄せてしまっているお客様にお伝えしておきたいのです。


特に自分たちのような中途半端な立ち位置の美容室ほど周りをよく見て感じ、酸いも甘いも感じてるからこそ美容師とはこうなんだぞ!!ってところを貫こうとしています。
常に、初心1年目の時に描いていた「一期一会」を死ぬほど大切にしていた気持ちをその時以上に大切にしなきゃいけないのです。

小さなサロンほど一期一会の気持ち、間違いなく持ち続けています。
その気持ちですら負けているようでは… ハサミおいてしまいましょう。。。
有名な方は、その気持ちがあふれてるからこそ有名にもなれていったのもあるでしょうが、
心の中の勝負ではなく、お客様を触れさせていただく行為に対してのエナジー、ありがたさ、これは負けてはいけないのです。
料理屋さんでいえば、「これは僕が作りました!」という顔を見せている時点でお客様のお口に届けるエナジーは、大手レストランの方に負けてはいけないのではないでしょうか? 勝ち負けの話ではなく、そこが小規模ならではのご満足いただける力なはずです。 
味以前に、思いを込めた手料理に喜びを感じる世界観も大切にしたいわけです。

初めて会うご新規様でしたら、カウンセリングによるヒヤリングや満足度アップのためにも既存のお客様より時間がかかるものです。
かかるべき時間としてかかります。

カウンセリングや自宅でのケア、技術説明やご相談、今後の流れなど、1回では話しきれないほど美容に話が生まれます。
もちろん、お任せで何も語らないケースもありますが、基本的に「お客様のヘアライフを感じる」ことに全力体勢で挑んでいます。

そこにかける時間はお客様が望む幅で決定していけたらと思います。
「お任せ」でゆったり過ごされたい方は是非お任せされたらと思います。
お話が好きでない方は全然それでよいのです。
僕たちのお客様も半数以上がゆったり過ごされています。


美容師として本来のカット施術時間はどれほどなのか?
お客様の事や髪の事、わかればわかるほどに施術スピードは上がります。
それはこちらがフルデザインする場合もセミオーダー受ける場合も
カットすることの作業に時間はさほど必要ありません。
ウェット&ドライカット すべて含めても10分、急げば5分あれば可能です。
でも、あくまでも作業であればです。

作業であれば時間はかからないからこそ出てくる「歪」だと思うのです。
いろんな事を削り落とせば、お一人様10分で完了ということです。

内科のお医者様でいえば、診断するのに5分いりません。
あっという間に流れていきます。

それでいいのか?
本当に見落としていないのか?
知らぬところでとんでもない病気が隠れてることだってあるのですから。
心の目は常に細部にまで目を光らしていたいです。
その方のお顔や、その日のコンディション見てあげられているのか?
お客様の本音では「もっとカットしてほしいのに・・」と望んでいても、目の前で作業屋になってる姿に対して言いにくくさせていないのか?
自分の放つオーラで黙らせてはいないのか?
実は何かで悩んでいないのか?
悲しい話を聞いてほしかったとか、日々の事を話したいとか?

僕は作業屋ではありませんからこそ、お客様をよく見て感じたいのです。
小さなそのお話の片隅からライフスタイルを感じ、その上でヘアスタイルをイマジネーションし最良のデザインをお届けしていく。
お話ししなくても髪の表情から読み取り、髪に問いかけています。
「発動」のための「受け身」であるべきと思っています。

そう意気込んでいても、バッドフィーリングが起きてしまっている事も実際にはあります。
その際にはとても反省と申し訳ない気持ちでいっぱいになります。 
「必ず成長させていただきます」と心に誓う瞬間です。


美容師をしていると、日々の中でこんなことがありますので、
もうしばし語らせてください。

震災の時、まだ2日目で街が騒然とし自宅待機を命じられている時の事でした。 皆様にも記憶に残ってる日だと思います。

その騒然としていた時に、何人ものお客様が、「喜早さんのところに行っていいですか?」「家にいると不安で、誰かのところにいたいと思って・・・あ、belogだったら!!と思えて」「贅沢とか娯楽とか、今は不謹慎かもしれませんが美容室で過ごさせてもらえますか?」とありました。
僕たちはその声で震災翌日からオープンしました。
その時に覚悟してお伝えしたブログです。 
https://ameblo.jp/hair-luxe-belog/entry-10828375807.html


今思えば大袈裟な?と思えるかもしれませんが、当時、経営者の方なら大きな判断に迫られたと思います。
桜見るのも禁止されるほどでしたからね。 
「自分たちにできること―」
その答えに向き合った瞬間でした。

その決意後、こんな事もありました。
現地に入り活躍されたお医者様が現場より七日ぶりに自宅に帰宅されたとき
「家に帰る前に喜早さんの所寄っていいですか?めちゃくちゃ頭汚れてますけど・・喜早さんに会って安心したくて・・・」との声もありました。
震災現場を映像で見る限り、当時のお医者様の活躍はすさまじいものがあり、微力ながらにケアできたことがとても誇らしく思えた瞬間でした。

その当時のブログです
https://ameblo.jp/hair-luxe-belog/entry-10833306624.html

日々たくさんの方が「髪を切るだけ」の理由以外でも訪れてくださります。

息子さんを亡くされたからと言って「息子が喜早さんに似てたから顔が見たくなって」と僕を頼りに来てくださる方もいらっしゃいました。

先日にも、「新しい繊維の研究してるのですが(それが開発されたらものすごいことらしい)、喜早さんにヒント貰いたくて・・・」 とありました。

市長さんからは、「若者が離れていってるのですが、町興しに何をしたらいいのか・・・ぜひご教授願いたいのですが・・」など
学校の先生や、親御さん、それこそ経営者の方まで。

「暇だから来ました(笑)」
「すっきりしたいから来ました」
「気分転換に来ました」
「髪が伸びたから来ました」
「ただ単純に周期だから」

そんな声でさえありがたいと思っています。

こんな方もいらっしゃいます。
僕のお客様で僕のところと、もう一つの美容室を掛け持ちしてらっしゃる方がいます。2回に1回の頻度で来てくださります。

その理由を聞くと
「その方(女性の美容師さん)とは婚活の話で盛り上がっていて、その方の今後の展開が気になるから聞きに行ってるんです!」「喜早さんほど技術はうまくないからパーマとカットは喜早さんで、トリートメントはそこにしに行ってます!話が楽しみなんですよね!」とのこと。

それでいいんです!!
それ、その感じ最高です!!
技術面においては、僕の方がしっかりと聞き入れてるからこその感想と思っていますし、僕じゃない方への求める姿も嬉しいのです。

何かのために求められてこそ、そこに存在意義があります!

髪切るだけを求められるのもいいとは思っています。
話をすることを求められてもいいと思っています。
何かの時に、美容師を超えたところの存在で求めてくださっていることに感謝を感じています。
自分が担当ではないお客様ですらたくさんお声をかけてくださります。

いつもありがとうございます!

こんなことを自慢したいわけではなく、僕が特別ではなくて、
美容師として、「このような毎日に興奮して過ごせている!」ということです。
定期的に顔を合わせて、少ない時間ながらも語り合う他人って美容師以外にいますか?
10年ものメモリアルを共有できてるのって、美容師以外にありますか?

と、自分よがりなものの言い方ですが、僕自身は僕自身の存在に価値をもって過ごさせていただけています。
「これこそが最大のこのお仕事の魅力なんです!」と胸張って言えてます。

有名店や大型店では得られにくい、その人との心のコミュニケーションがとれる可能性がある場であるからこそ、「もっと期待を込められてもよいのでは?」と思っていたりします。

受付やお電話などを専門に雇っている大型店には、

・お電話にて、そのお客様の顔を思い出して受け応える有難さ。
・その方がご来店された時の様子の伝達。
・そのお客様の背中を最後までお見送りすることから感じる一期一会の心意気。
・最初から最後までスタッフが一貫して責任持ち、その都度の事を日々プラスに昇華していくチームである美容への強い意識。

そういった観点からも規模の大きさにより薄れてしまうものです。 
中規模ですら、小規模のそれには劣ります。

「受付係の協力があってこそ!!」「スタッフ一人一人がありがたい存在です!!」「チーム全体でお迎え!!」という美談はお客様向けにはあまり必要ありませんよね。

チームの潤滑化として動く際の結果が
初めて、もしくはまだ2・3回目なのに、何も言わずにシャンプーしてクロス掛けた状態から登場してくる美容師さんに、
何を知ってもらいどのようにして伝えますか? 
「お任せ」であったとしても、何を見てイマジネーションしていくのでしょうか?

その美容師さんはめちゃくちゃうまいです。最強です。素晴らしい感性です。
一瞬で見抜けます。 
と仮定したとしても… 
残念ながら事故が回ってきています。



僕は美容歴18年になります。過去を振り返ると、ある時は数字を求めていた時期もありました。
カットデビューも19歳、異例の3か月デビュー(通常5年ほど)でしたから、ガンガンな性格だったのでしょう。 めちゃくちゃ下手でしたが支持されてました。
講師も務めたときもありました。
カリスマブームの時に有名店に入った時期もありました。
憧れのヘアショーもしたことあります。
21歳の若さで店長として引き抜かれ出店も経験しました。
安売りサロンに勤めたこともあります。
田舎で勤めていたこともあります。
口コミで一番にしたこともあります。
ある商品を日本一売り上げた記録もあります。
育毛会社に知識的な興味を持ち、勤めていた経験もあります。

経験からいろいろ感じてる今だからこそ、お客様に向けて発信し、お客様に心から求められていく美容師になりたいと感じています。

一つ試してみたかった事をした時期があります。

僕自身の一日最高カット記録人数=86人です。
あるイベントの中で行われましたから普段の数字とはかけ離れていますが、もしかしたら日本ベスト5くらい?には入るような1日担当数であると思います。しかも新規様のみです。

その時は「知りたい」と思ったのです。
バカげた話かもしれませんが、1日に100人カットできるものなのか?
挑戦したくなったのと同時に、知りたかったのです。
売れっ子になれば(その道を目指したとしたならば)、どこまでの事が極限として可能になっていくのか?
日本一カットしまくる美容師になれるものなのか??
知りたかったのです。(1日に100人切るような人はいないと思い)

その時は100人目指しつつも、当然カウンセリングもしています、話もしながら切りました。瞬間を大切にしました。ご要望も聞きました。
結果100人は到達できませんでした。86人の時点で終了したのですが100人という数字に行けなかった自分に悔しさは1ミリもなく(到達してれば満足したのかどうかもわかりませんが)
「知りたい!!」 という挑戦には十分すぎる経験をさせていただきました。

本当にいろいろ知りました。強烈な「歪」も味わえました。1日で何が解るのか?とも言えますが、1日すらもないよりははるかに理解したことがあります。

残念ながら僕の能力では、その時の皆様のことを覚えきれていないです。
86人もの方をさせていただいたのに、数字が残っただけで全く思い出せません。 
仕事への疲れは無敵でしたが、皆様の施術カルテ書くのは大変でした。

当時、僕自身も迷いがありました。
有名店に就職した時に、俗にいう「カリスマ美容師」を憧れて走っていきたいのか?(その有名店で異例の勢いを感じさせてしまい、自らも調子に乗りました)
その勢いで21歳の若さで美容室を店長としてオープンした時、「いずれは経営者として走っていきたいのか?」
安売り店を経験した時には、「お客様のニーズ次第で量産していいのか?」
田舎で仕事をした時には、「このままここだけで進んでいいのか?」

何一つ達成していないくせに言えるものはないですが、経験から知ることで今の自分の「今」があります。

今の答えはこれです。

スタッフたちが50年後の老人になっても、
もしも僕が早期に亡くなってしまっても、

自分一人になったとしても、1から10までの事を
高いレベルでご提供できる美容師に育てあげる事。

売上とかシステムとか規模とかは二の次です。
僕は経営者であり、スタッフたちの先導師です。

もしもの時は必ず来ます。
独立する子もいるでしょうし、家族の事から必要に迫られることもあるでしょう。 
おかげさまでこの8年、未だにスタイリストは一人も辞めていませんが、
「もしも」は必ず来ます。
必ず歳をとります。 会社も縦軸ではなく横軸になっていきます。
美容師という職種である「個」の力の集合が会社であるとするならば
その「個」の力を高めてあげることが僕の使命です。

そうした時、
電話一つも取れないスタイリストになる。
受付すらもきちんとできないスタイリストになる。
掃除すらもきちんとできないスタイリストになる。
アシスタントがいないとできないスタイリストになる。

そういった当たり前の事柄をきちんと出来る子を育てるためのサロンにしています。
子供を育てるのと同じではないでしょうか?

誰もがスーパーマンではないとわかっているからこそ、
未来栄光ではない職種だからこそ、一人一人の「個」の力を引き出し
それぞれがハイパフォーマンスをご提供できるようにする。

その状態の集合体が今の10人です。
一人一人が高いレベルで何でもでき、それらが心から協力し合っている。

高いレベルから生まれる必然はいろんなところに影響します。

belog chez vousにお電話くださった「物売りの営業の方」が(毎日数100件も美容室に営業電話している)
僕たちの電話応対にびっくりしてお友達を数名ご紹介してくださったことがあります。
こういったケースは何件もあります。
それによって見学に来られる美容師さんもたくさんいました。

いたって普通の対応させていただいているのですが
(正直、お客様の施術時間の際の電話には困ります。 ですが、その対応の在り方もモラルだと思っていますし、何より、フロアにも声が聞こえてますからね。 配慮して当然のことです。)

営業の方への荒い対応をしている美容室が多いからこそ感動されたのですね。

そういったことも、必ず月に1度は見直し会を開きます。
受付の練習もよく見直します。
シャンプーもスタイリスト含めて何度も確認しあってます。
スタイリストがアシスタント業をすすんですることで発見を大切にしています。
店長が僕の仕事をヘルプします。 僕がアシスタントの仕事をヘルプします。
10人がそれぞれのポジションで受け持つ仕事を時折混ぜあうことで刺激し合っていくのです。

自分たちは歳をとる。
そしてお客様も歳をとっていく。
70にもなれば売り上げも下がるのは当然です。
若いお客様に支持されないでしょう。

その時に備え、今の若い内から本質を蓄積させていく事に注目していく!
お客様に飽きられないようにしていく!

これが中規模のなせる業と思っています。

その一つの策としても
現在は美容メディア関係のお仕事もすべて断り、芸能関係の方のご来店もお断りさせていただいています。 いたとしても完全シークレットにしています。

そういうミーハーな力での作用は、お客様の求めている本質の部分でズレていくいことと感じてしまったので、今は活動を遠慮させていただいています。
僕がどの有名人を担当してるから求められるのではなく、僕が何かの本に載ってるから来てくださるのではなく。
「喜早純也」だから来てくださる。 「belog chez vous」だから来てくださる。
その自分立ちのみでの価値で評価していただけたらと思っています。

だからこそ、ホームページから店内プロデュース、カットの本やシャンプー、制作物全てを「自分」だけで作り上げることに徹しています。プロに頼むほど楽なものはなく、センスに勝るものはないのですが、
鈍くさくて泥臭くても、これが「美容師喜早の全て」であることを偽りなくやりたいからです。 それをスタッフにも体現してほしい!!

そこに共感し呼応したスタッフと共に皆様をお迎えしていく体制。
これがお客様に伝わるすべてであり、問題点も含めて改善出来ていく体勢こそが素晴らしいと考えています。

僕の話になりますが、
ここ10年、独立オープンした最初の2か月以外は、
ご新規の方はご紹介のお客様か、直接指名以外の方は担当いただいていません。(ぜひご要望の方は気軽にご指名言ってくださいね!お会いできるの心よりお待ちしています!)

なぜにそうしているのか???

それはお客様が減らないからです!!


厳密に言えば、自然とお別れになっていく方はいらっしゃいます。
引っ越しや何かしらの都合、僕の技術不足。
それでも、ご紹介や噂などで自然と増えてくださっています。

この10年で確かめたかったのです。
広告からのお客様がいなくなったとして僕はやっていけるのか?
「老人になったらどうなっていく?」の仮説を確かめてみたかったのです。

これは若い時の方が効率よく確かめられます。
「今でもバリバリできます!!」ってのを残してる方が挑戦できやすいです。
だから、21歳でお店出してました。 86人切ってみました。
いろんな経験をすすんでしてみました。
若くして50年後をイメージしたトレーニングを早期に積む事。
自分の魅力をきちんと理解して作っていく事。

それは常に変わりゆく事なので正しいとは思っていませんが、その姿を見せることがスタッフへの一番の参考書だと思っています。


僕自身、おかげさまで昨年の新規様リピート率は100%でした。
昨年も2年前も100%でした。
その前は97%でした。その前は98%でした。
(この業界、リピート30%と言われる時代です)
自分をしっかり持てば、自分を求めてきてくださるものなんですね。
雑誌やメディア、芸能人を担当してるというステータスはさほど必要ありません。
誰かの、何かのブランドで自分を飾る必要はありません。
「美容師喜早純也」の今を認めてもらえることに努力する。
自分でメディアをしっかり持つ。
それを未来まで受け継ぎ、お客様と共に成長していく。
 
その為に、それぞれが「自分メディア」を立ち上げるために作った個人のホームページでもあるのです。

僕を、僕たちを知ってもらう×皆様を知る
=素敵なヘアデザインと関係の誕生



そして、その個人メディアをどのように知っていただくか?
そのことはとても重要なことと思っています。
ネットに載せることから始まり、ポータルサイトを利用するのも一つ、SNSなどの活動も一つなのでしょう。知っていただく術。知られることの意味。
このことは重要だからこそ、芸能人担当や雑誌という術が存在してるわけですが、
先ほど申し上げたように、ブランドから入っていくのではなく「belogchez vousと喜早純也」から入っていく事を目指しています。


最近、美容業界でもちきりの話題なのが
「ポータルサイトからの脱却を目指そう!」
露骨に話しますと、ホットペッパーに掲載する費用の効果や依存性を問題視されてるわけなんです。

経費として昔に比べたらかなりの負担率ですし、とくに現代、有名店ほど雑誌などのメディアではお客様を誘導できない時代になってしまったからこそ、どこもこぞって自説を唱えます。

僕の一意見としては、ポータルサイト特有の「個」としての特色の差を出せない世界においては、すべてのサロンがイーブンで、
偶然にたまたまbelogchezvousを選んでくださることのできる「きっかけ」に過ぎないシステムと捉えています。
そもそも地下での出店、今でも少し街から外れた外からは見えない場所にありますから、ご新規様の少ない事は承知して挑んでいます。

ある種、この意見はどこかでご覧になってるかもしれない美容師さんの方がピンとくると思うのですが、僕はそのどこもかもが差異を出せないネットの場所だからこそ、そこにしっかりと旗を立ててお客様に知っていただく機会を作るのは「普通の事」だと思っています。

それにかかる費用が経費に負担かかると悩まれてる方がたくさんいらっしゃリ、実際に相談も見受けられますが、「知っていただける可能性」である以上、タウンページに載せるのと同じ感覚であるほうが、よりお客様に嘘のない導きをしていけるのだと思っています。(キャッチコピー合戦になってるのはいかがなのかと思いますが・・・)

雑誌の編集者によるサロン紹介やブランド化、芸能人からの誘導の方がお客様の実感との誤差が生まれやすいのです。
それよりも、自らの声でお伝えしていく運動の方が懸命と捉えています。


話は大きくそれましたが、皆様にとってかけがえのない存在にすらなりえる美容師さん。
もっといろんな可能性を信じてお探しされることをお勧めします。

僕としてのおすすめは
小規模ながらに激熱!!
これから先もお願いできるであろう美容師さん!

有名であればきちんとファンと向き合えてる方!

有名になられても、最後までファンに実直な姿は憧れです。
いくつになっても一回一回のライブを命がけでしているミュージシャン。
僕はこういう方が大好きです。

その規模それぞれの特徴の素晴らしさは認めたうえで、「自分をしっかり見てくれる美容師さん」「自分をしっかり見てくれるお医者さん」「自分をしっかり見てくれる社長」「自分をしっかり見て愛し続けてくれるパートナー」に出会ってほしいのです。

そんな方に、改めて美容室の探し方をお伝えしたかったのです。


belog chez vousってそのへんどうなの??

ってところですが。

規模は小から中くらいになりました。
都会でありがちな席幅を詰めるでもなく、他店よりは出来る限り幅を持たせてあります。
カウンセリングスペースも他のサロンよりきちんと設けています。
シャンプー台はすべてベッドタイプの最上級モデルを使用しています。
過去に学んだ小規模な仕事を心がけています!
パーマなどのデザインの仕事は必ずスタイリストが自分でやります。
カウンセリングで言いたいことは全部伝えてください! 必ず聞きます!
応えたい気持ちに嘘はないです! 聞きやすい人柄である必要とも考えています!
技術面ではどこよりも練習してると自覚持っています!
カット時間もスピーディです!無駄にお待たせする時間はございません!
チームワークは最高です! 掃除にぬかりありません!トイレも30分おきに清掃しています! 
お電話でのご案内もスタッフ一人一人が心込めて対応します!
迷われた際、現地にお迎えを本人たちがすすんでさせていただいています!
雪の日には駅まで雪かきします!!

自分が感じてきてる「嫌な感じのサロン」は徹底的に削除し、「良い感じ♪」と思うサロンの部分は徹底的に取り入れています!


自分たちの熱いは書きまくってますが・・
想いは詰め込んでいますが…

はっきり言って普通の美容室です。

「普通」というのは、僕にとっては当然のことをしているだけであり、
無理を一切することもなく、仕事へのストレスもゼロ
「お客様は神様」という概念は一切無く、過剰なサービスもなく
自分たちではお応えできないオーダーの場合は無理して施術することなく、
カウンセリングの際に、施術できない旨をご了承いただく事もあります。

50%50%の関係でお互いが求めあえている間柄と思っています。


だからこそ、ここまで書くほどの期待以上のものはないかもしれません。
未熟者の集まりので足りないところもたくさんあります。
美容師っぽくないところもたくさんあります。
忙しくなると雑にもなりがちです。 
もちろん、その時はすぐに「お客様を大切に!必ず落ち着けよ!!」と全員が見えるところに書いたりして伝達します。
自分たちのキャパがあふれる瞬間を見逃さないように心掛けていますが
それでも未熟です。

他にも良いサロンは存在しているのだろうと想像しています。
素晴らしい美容師さんもたくさんいます。
そこに負けない存在でありたいし、あくなき追求は変わりません。

皆様の髪を素敵にする力は進化し続けているはずです!
その力を常に更新していくことがおもしろすぎてるだけです!

それが「普通の美容師」と思っています。

今回は僕から見る美容室選びな話をしましたが
僕自身が「こんな美容室に行きたいな!」そう思えるお話をしました。

そのレベルをbelog chez vousで表現できたらうれしいですし、これからお探しの方、belog chez vous以外のところに行かれる方、このブログを都内在住ではなく東京外でご覧になられている方々。

激アツで、一人一人の髪を考査し、一期一会を心から大切にしている優しいサロンも存在しています!!

ぜひ、ご参考にしてください!
皆様一人一人をしっかり見てくれる美容師さんにお会いできることを願います。

お客様一人一人に価値を感じ合える。
美容師の存在に価値を感じ合える。
長い年月を共にすることで生まれるドラマに思い語り合える間柄に。
お互いに歳を重ねていく事が楽しめる関係に。


美容室はコンビニの4倍と言われてる時代です。
美容室は規模に限らず中に入れば「個」であり、そのサロンの中でもファンが別れます。
美容師はコンビニの10倍と言われています。

そんな時代だからこそ、その方にとってのオンリーワンな美容室を持つ時代へ―。

そして、若き美容師さんがご覧になっていましたら
ぜひ見学もお越しください!
死ぬまでやりたい仕事。 
それがいかなる状況でもやり切れる美容師になること。
そんな美容師を育てています。




長文の中、ご活躍されてる美容師の方への批判的な文章お詫び申し上げます。
有名になられてる方々、時代を先行く姿は憧れであり、また美容界の道しるべとなってくださっている事たくさん学ばせていただいています。
そこまで淘汰されている方の景色からは、到底及ばぬ者ですが、経験した範囲により、自らが見えてる景色を正直に語らせていただきました。

中途半端美容師が偉そうにも
全ての美容師さんの応援になれたらとも思って書いてもいます。
冒頭にもありましたが、1割にも満たない美容室しか黒字じゃないんです。


まだ見ぬ力が眠っている美容師さんへ―


有名な方ばかりの声ではなく
どこかで信念のある声を出していくべきと思っています!

こうして書くことは勇気いることですが
一部からの批判も覚悟の上でありのままを堂々とさらけ出し、
自分をもう一度戒める事。

自分よがりではありますが、
すべてはお客様の声に助けてもらっています!

後輩たちにももっと強くなってほしいですよね! 
有名じゃなくても売上無くても、しっかりと声だしていく事から始める。

信頼とは、嘘の心なく書くことから生まれたりしますから、
嘘のない言葉で締めたいと思います。



僕は美容師が好きです。
どの美容師さんもそれぞれの顔があり、とても好きです。
美容師さんとお客様が髪を切る場所を通じて幸せになっていただけることを願います。
これから美容師目指されている方にも、「美容師って素敵な職業ですよ!」って胸張って言えるようになっていきたいですね!

最後までご精読ありがとうございました。

喜早 純也



 

 













ー プロフィール ー

1977年生まれ 喜早 純也 belog chez vous代表。
2008年よりbelog を設立。2013年にはbelog chez vousの名で拡張リニューアル。
代官山・恵比寿においてトップサロンとして牽引中。
撮影からサロンプロデュース、シャンプー&トリートメント製作、へカタログ出版、教育、美容師としてもコンテストなど数々の名誉を受賞し、あらゆるジャンルをマルチにこなす。サロンホームページ、こちらのホームページもすべて自己プロデュースで製作。 
自分の声と自作のみで表現することに徹底し、お客様に「正直な生の声」として信頼をいただけることに努力しています。
技術では一人一人の髪質や骨格、ライフスタイルに合わせた独自のオートクチュールカットで、出会えた全てのお客様に満足と発見をお約束するスペシャルスタイリストです。




   
   

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■年中無休■

 火曜〜金曜日 12:00〜22:00 (カット受付最終20:30)
 土・日曜日  10:00〜21:00 (カット受付最終19:30)
 月曜日・祝日 11:00〜17:30 (カット受付最終16:30)
 ※喜早の休みは基本的に水曜日となっております。

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